夏もおわりがやってきて、これから寒い季節になりますね。
最近は夏場でも冷房の部屋に長時間いると冷えを訴える方が増えてきました。
かくいう私もその一人です。
自分でも冷え性だと自負していますが、「冷え性」ってどういう状況をいうのか気になったので調べてみました。
そもそも、冷え性とは?
秋や冬になると、冷えを訴える女性が多いですが、冷え性には3つのタイプがあるのをご存知ですか?
冷え性は、主に
- 全身冷え性
- 末端冷え性
- 下半身冷え性
の3タイプに別れます。
タイプごとに、冷え性の原因や改善法は異なります。
この3つを、主に漢方・栄養学・中医学観点から解説します。漢方や中医学は、冷え性改善のために色々な手を打つことが出来ます。そして、栄養学は、近年、漢方や中医学の考えを少しずつ翻訳し始め、わかりやすく解説するのに役立ってきています。

3大冷え性の原因はこれだった!
冷え性にもいろんな原因があるのをご存知ですか?
また、それぞれのタイプによって改善方法も違うようです。
冷え性という病名はないのですが、中医学(東洋医学)では「冷えは万病のもと」といわれ、冷えは便秘や肩こり、不眠などのさまざまな不調の原因となるだけでなく、免疫力を低下させる大きな原因の1つであると考えられています。
全身冷え性の原因
元々虚弱だったり、病気後・手術後だったり、あるいは高齢であったりなどで、
筋肉量や内臓の力が不足していて(基礎代謝が低下しているとも言います)、体をめぐる血を十分に温められず、体全体が冷えている状態です。
中医学用語だと、体を温める力『陽』(よう)が乏しいという意味で『陽虚』(ようきょ)と呼びます。

末端冷え性の原因
心臓の力や筋肉量の不足と、血液量そのものの不足(低血圧などに現れることが多いです)のせいで、温かい血液はあるのに、その血液が体の末端まで巡らない状態です。
中医学用語だと、内蔵や体の組織を動かすエネルギーである『気』(き)と、体にある赤い水分すべてを指す『血』(ち)が両方とも乏しいと言う意味で『気虚』(ききょ)であり『血虚』(けっきょ)である、
すなわち『気血両虚』(きけつりょうきょ)と呼びます。
下半身冷え性の原因
ストレスや不摂生(寝不足、アルコール過多、脂肪や糖が多い食事)、または水分不足で血液がドロドロで、血をうまく巡らせることが出来ず、
下半身に温かい血液を送れない状態です。
心臓は重力の関係で特に上に向けて血液を送る傾向にありますが、下に対してはそこまででもないので、ドロドロ血だとこうなってしまいます。
このタイプは手先も冷えることがあります。
中医学用語だとこの血の状態を『瘀血』(おけつ)と呼びます。
末端冷え性がひどくなると…💦
末端冷え性タイプが、
体力不足と栄養不足による『気虚』『血虚』をそのまま放置していると、もっと虚弱になり、加齢も進行して全身冷え性タイプになってしまいます。
かといって、末端冷え性タイプが、特に食生活の不摂生を続けると、簡単に下半身冷え性タイプも併発してしまいます。
末端冷え性のうちに、冷え性を治す対策を講じるのが一番です。
ということは、末端冷え性からはじまり
それを放っておくと全身冷え性に💦
生活の不摂生が続くと下半身冷え性に💦
末端冷え性になっている人はすぐに改善しないとどんどん治りにくくなってしまうのね。

まとめ
冷え性には
- 全身冷え性
- 末端冷え性
- 下半身冷え性
と3つのタイプがあることがわかりました。
また、冷え性は末端冷え性からはじまり、生活環境によって全身冷え性や下半身冷え性になってしまう可能性があるので、末端冷え性だと感じた時にはさらに重い状態にならないように改善していくことが大切ですね。
まず最初に起こりうる「末端冷え性」について
次回の記事で詳しく紹介していきたいと思います。

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